Teach by not Teaching ー教えずして教えるー

生徒たちにとってベストな学び方とはどのようなものでしょうか?
英語を話せ・読め・書け・聞き取れるようになるには、先生の手助けはできるだけ少なく、生徒自身で学んでいくことが大切です。
では、どのように実践していくのでしょうか?
ー歌ではー
歌うときは先生だけでなく、CDだけでなく生徒自身が歌うことが不可欠です。
ただ歌うのではなく正しく発音させることが大事です。そのためにはCDを使わず先生の歌に合わせて歌います。先生は生徒の発音を確認しながらゆっくりと歌い、口ごもる時は歌を止めて言ってみることでみんなが歌を通じて学んでいきます。
ースピーキングではー
先生の言うことをただ単に繰り返すだけではなく、自分で感じ取り言ってみることが大切です。
例えば、先生が箱の中から取り出した物の名前が答えられたらポイントがもらえるゲームをします。
誰もわからなければ、先生はI don't know. What's this?と尋ねることを教え、生徒はそれを言ってみます。それからIt's a pig.(一例)と教えpig は箱に戻します。生徒も同じように言ってみてpigを覚えるようにがんばります。次から次に取り出しては戻しとするうちに生徒はそのものの名前を覚えてきます。誰かが答えられたらその子のポイントです。
ーライティングではー
ただ見て書き写すのではなく、自分で綴れるようになってもらいたいと思います。レッスンではMy English Book and Meシリーズを使います。
テキストにはたくさんのミニテストがあります。ミニテストをする時は安易に答えを写し書いては意味がありません。間違っても構わないので自分の力でやってみます。先生やおうちの人からのヒントは最小限に。自分の力で発音と文字の結びつきを感じとり書けるようにがんばってください。間違いを正すことでわかってきます。繰り返しの練習が大切です。
ーリーディングではー
例えば3文字の単語を読むとき、すぐに読めなくてもI don't know. What's this?と安易に聞かないことです。文字をよく見て一音一音を声に出して読もうとすることが大切です。先生がすぐに答えを教えては暗記でしかなく、文字を読み発音することにはなりません。
ーリスニングではー
日本語をまじえて話しを理解させるのは最小限にします。
レッスンはすべて英語で行われますが、場合によって質問や文法的な事を教えるのに日本語が混ざることがあります。
生徒は集中して聞き、意味を探り取ろうとすることが大切です。
例えばWhere do you live?という質問に対し、一人の生徒が答えられたとします。そこで他の生徒は質問の意味を察するわけです。先生が生徒にどう答えると教えるのではなく、生徒が自分で探り当てるのです。もちろん誰も答えられなければ先生が教えます。しかしその後は日本語は使いません。
さて、ではいったい先生の仕事は何?と思われるかもしれません。
先生の仕事は安易に答えを教えることではなく、生徒のリーディング・ライティング・スピーキング・リスニングの能力を見極め、そのクラスにあったアクティビティーを行い生徒の能力を高めていくことです。適切なアクティビティーを行いながら能力をチェックし、必要に応じては最小限の手助けをするのです。
話せなければこう言うのだと言ってみせ、読めなければ読んでやりすぐに答えを教えるのは簡単な事です。
しかし、生徒たちはわからなくても何とかしようと頑張れば自ずと学んでいけるのです。そしてこれを繰り返すことで、生徒は自信をつけどんどん自分でやっていこうとするのです。